ホッブス『リヴァイアサン』
- 作者: ホッブズ,水田洋
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1982/05
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- 作者: ホッブズ,水田洋
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1985/06/17
- メディア: 文庫
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ホッブス『リヴァイアサン』というと、
「万人の万人による闘争」という
国家論のところだけみたいな印象があるが、
本当は、3巻4巻で展開されている、
反カトリック的な、極めてプロテスタントな思想だろう。
分析してみると今存在している教会は異教的な代物であって、
我々はもっと正しくイエス・キリストを信ずるべきである、
というようなことをホッブスは主張している。
西洋哲学でよく出てくる、認識論というやつ。
目に映るものは存在するのかしないのか、
というような問いを立てたりするもの。その心は?
もし神さまの姿が見えたり、
神さまの声が聞こえたりしたとても、
それは幻(image)であるよ、
それを拝んだら、偶像礼拝だ。
というのが本筋の議論であると思われる。