皇なつきの東洋もののマンガを再読した
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いろいろあって、「在日朝鮮人」系の母(中年)と娘(小学生)と知り合った。
正確には、知りあったおじさんと知り合いになったのだが、その辺は重要ではない。
私も齢30を過ぎ、
そろそろ子供には優しく親切にしてあげねばならぬ、
などと教育的な気分になっているものだから、
それっぽいものを物をプレゼントせねばならぬという気分になった。
小生の体験として、小学二年生の誕生日に、
父が乱歩の少年探偵団シリーズの第2作『青銅の魔人』(ポプラ社)
をくれたのだが、以降、小生はミステリーマニアとなったのだ。
というわけで、俺が持っている朝鮮系の本をあげよう、と考え、
集英社コバルト文庫の金蓮花「銀葉亭茶話」シリーズや
皇なつき『李朝・暗行記』などを
再び読んだのだが、再読してみると、
(あげたくないなー)
などと思ったりした。
しかし、皇なつきにせよ、金蓮花にせよ、
マンガ家/小説家としては、実質的に新作を出してないのだな。
調べてみると、金蓮花は、2007年に筆を断ったと見るべき。
まぁ、中堅というかんじであったから、特に何かあったというわけではないだろう。
ごく自然にフェイドアウトしたと見るのが自然。
もっとも、いろいろ、切なくはあるけれども…読者の感傷だろう。
人は10年も同じことをやってないさ。