片渕須直

少し前にアニメ映画『マイマイ新子と千年の魔法』を見た。

以下は、wikiから作った片渕須直の主なフィルモグラフィー

・映画『魔女の宅急便』(演出補)1989年

・TV『名犬ラッシー』(監督)1996年 … いわゆる「名犬ラッシー」のリメイク

・映画『アリーテ姫』(監督・脚本)2000年 … フェミニズム童話絵本『アリーテ姫のぼうけん』の映画化

・ゲーム『ACE COMBAT 04 shattered skies』(ゲーム内ムービー監督・脚本)2001年
・ゲーム『ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR』(ゲーム全体の脚本)2004年

・TV『BLACK LAGOON』(監督・シリーズ構成・脚本)2006年 … 同名のマンガのTVアニメ化
・TV『BLACK LAGOON The Second Barrage』(監督・シリーズ構成・脚本)2006年

・映画『マイマイ新子と千年の魔法』(監督・脚本)2009年 … 高樹のぶ子の小説の映画化

児童向けとバイオレンスアクションの両極端な仕事があるが、
上のリストの中でのベストはゲーム『ACE COMBAT 04 shattered skies』と思う。

片渕須直は航空機マニアだそうで、そのあたりが、
「生々しさ、肉々しさ」からの遠さの原因かもしれない。

最新作『マイマイ新子』では、日本の農村の生臭さが希薄だった。

ネットで監督のメイキング談話などを見ていて驚いたのは、
大阪出身で1960年生まれの片渕監督が、
「すっぽん(イタドリ)」を知らなかったことだ。
スタッフへの作画参考資料として、空輸してもらったという。

さもありなんと感じた。