「グーグルに異議あり!」

グーグルに異議あり! (集英社新書)

グーグルに異議あり! (集英社新書)


Gmailとかを喜んで使っている人間は多い。
筆者もそのひとりである。


さておき、Google批判である。
この本は特に「Googleブック」を批判している。


たぶん、Googleの重役たちは、
海外での著作権のことなんかは
少しも考えていなかったのではないか?
という気がする。


地球の全地表の地図データを
アップロードみたいなノリで、
米国の図書館の蔵する全書籍を
コピーしてアップ、みたいな。


いや、もちろん、しっかりと
閲覧権の販売などを考えていなさったようだから、
考えなしにやったわけではないだろうけれども。


その他、
Googleが中国から撤退した理由とか、
近頃の日本の図書館にライトノベル
漫画が入るようになった理由
などが付随的に理解できた。

それらを図書館に入れることで、
国家はそれらの著作権を管理する大義名分を得るのだ。

図書館戦争

図書館戦争

有川浩図書館戦争』とか、これだな。